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生理痛で痛み止めが効かない時の対処法4選!鍼灸師が教えるセルフケア

生理痛で痛み止めが効かない時の対処法4選!鍼灸師が教えるセルフケア

痛み止めが効かないほどの生理痛

何もできずベッドでひたすら耐えるしかないのは、本当に辛いですよね。

当鍼灸整体サロンには、そんな痛み止めが効かないほどひどい生理痛を抱える女性が、どうにかならないかと相談にいらっしゃいます。

痛み止めが効かないほどの生理痛を抱える方には、まずは産婦人科の受診をオススメしますが、おうちでもその生理痛をいくらか和らげる方法はあります。

今回は、

  • 生理痛で痛み止めが効かない時
  • とりあえず家で自分でできる対処法

について、プロの鍼灸師の視点からお届けしたいと思います。

生理痛で痛み止めが効かない時、自分でできる対処法

生理痛で痛み止めが効かない時、自分でできる対処法

まず、痛み止めが効かないほど生理痛がひどい時は、大前提として

まずは病院へ行って、何か治療すべきところがないか診察を受ける

ことをおすすめします。

とは言え、「痛みが強くて病院に行けない」「生理痛はひどいけど、救急車を呼ぶ程ではない」など、まずは家で自分でできる対処法を試したいという方も多いはず。

そんな方には、プロの鍼灸師として以下のような方法をご紹介します。

  1. 下腹部や腰を温める
  2. 生理痛緩和のツボ押しやお灸
  3. 食べ物の工夫
  4. 身体の緊張をリラックスさせる

それぞれ詳しくご紹介しますね。

①下腹部や腰を温める

生理痛で痛み止めが効かない時、自分でできる対処法

痛み止めが効かないほどの生理痛を緩めるセルフケアとして、「下腹部や腰を温める」方法がオススメです。

というのも、強い生理痛というのは、骨盤内のうっ血や、強い子宮収縮、ホルモンの乱れなどが原因であることが多いからです。

機能性月経困難症の場合、検査の上では異常がなくても骨盤内のうっ血、プロスタグランジンによる強い子宮収縮、さらには自律神経に関わるホルモンの乱れなどのために強い生理痛が発生します。

このようなことから、痛みの予兆を感じたときに生理痛の薬を飲むと同時に下腹部や腰を温めて筋肉の緊張を和らげると、血行も改善されるのでさらに効果的です。

引用元:medicalook

そのため、

下腹部や腰を温める

→筋肉の緊張を和らげる+血行が改善

→生理痛が改善する

というわけですね。

具体的には

  1. 首・手首・足首・腰を温めて冷やさない
  2. 足首が出ないように靴下を履く

といったケアがオススメです。

ドライヤーやシャワーもおすすめ

シャワー

首・手首・足首・腰を温めるには、ドライヤーやシャワーを使う方法もオススメです。

ドライヤーやシャワーで温める方法

  1. 腹部や足首のツボに、熱めのシャワーを熱く感じるまで当てる(湯の温度は各自の感覚でOK)
  2. 皮膚から10cmほど離したところから当てて、徐々に近づける
  3. 「”熱い”と感じたら少し離す→また徐々に近づける」をだいたい5~6回
  4. 1回あたり1~2分が目安

このように、ご自宅にあるものを使って各所の「首」を温めることで、生理痛を和らげていきましょう。

②生理痛緩和のツボ押しやお灸

生理痛緩和のツボ押しやお灸痛み止めが効かないほどの生理痛を緩めるセルフケアとして、「生理痛緩和のツボ押しやお灸」もオススメです。

生理痛緩和のツボでセルフケアにオススメのツボはこちら。

【生理痛緩和のツボ】

  1. 足首:三陰交(さんいんこう)
  2. お腹:関元(かんげん)
  3. 仙骨:次髎(じりょう)

ツボ押しの具体的なやり方ですが、

「痛気持ちいい」と感じる強さでグーッと押す。

生理中はだいぶ身体の冷えがあるので、少し強めに押します。

押した後にスッキリした感じがある強さを探して下さい。

これらの3箇所のツボに、お灸をするのもオススメです。

③食べ物

黒い食べ物

痛み止めが効かないほど生理痛が強い時は、食べ物も少し気をつけてあげるといいですよ。

  • 薬膳では、生理痛予防に黒いもの(黒豆、黒ごま、海藻類など)を食べる
  • 生姜やシナモンといったスパイスを使った料理
  • 身体が温まるような飲み物

と言ったように、身体を内側から温めて冷えを取るような食べ物を意識してみて下さい。

身体を温めるような飲み物としては、こんな飲み物もオススメです。

身体を温める飲み物

  • 紅茶にシナモンを入れる
  • 黒豆茶
  • コーヒーを飲みたいならカフェインレスコーヒーにするか、シナモンを加える

緑茶・カフェイン入りコーヒー・フラペチーノやアイスなど冷たい飲み物は避けることをオススメします。

また、子宮内膜症の方は特に生理中の出血が多くなりやすいので、

  • 鉄分を取るようにする
  • サプリの併用(鉄分、タンパク質)

も意識することで、生理痛が和らぎやすくなります。

④リラックス

リラックス

痛み止めが効かないほどの生理痛を緩めるセルフケアとして、「身体や心をリラックスさせる」こともオススメです。

生理中のおすすめリラックス法

  • 37℃から40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる
  • 足湯(「くるぶしから指3本分ほど上」まで浸かる程度の38~42℃のお湯に差し湯をしながらじっくり入る)
  • 好きな香りのアロマを焚く

また、生理中にヨガなど適度な運動を勧められることもありますが、鍼灸師としては、生理中は動くより、ゆっくり横になって休むことをオススメします。

生理中は心身ともにゆったり過ごし、生理が終わったら動き出すようにしてみてください。

生理痛にも効く温活を詳しく知るなら

ここでご紹介したような、身体を温めて生理痛を和らげる方法を詳しく知りたい方は、こちらの本がオススメです。

本のタイトルは「妊活」となっていますが、女性の悩み全般に効果的な方法が詳しく紹介されています。

痛み止めが効かないほど生理痛がひどくなる方は、ぜひ読んでみて下さい。

痛み止めが効かないほどの生理痛を事前に防ぐには

痛み止めが効かないほどの生理痛を事前に防ぐには

ここまで、生理痛で痛み止めが効かない時のセリフケア法をご紹介してきました。

ですが、できれば生理痛は痛くなってから対処するより、そもそも痛くならないようにしたいですよね。

ここからは、痛み止めが効かないほどの生理痛を事前に防ぐ方法について、鍼灸師の目線からご紹介します。

生理痛の予防法

  1. 生理の2週間ほど前から身体の緊張を取っていく
  2. 生理前の生活習慣を見直す

①生理の2週間ほど前から身体の緊張を取っていく

身体の緊張を取る

生理が始まるだいたい2週間前は、高温期で血が溜まりやすい時期。

むくむ、腰が重い、身体がだるい、イライラする、PMS(月経前症候群)

といったことに悩むのは、血が溜まって身体が緊張するせいです。

身体が緊張した状態で生理を迎えると、生理痛もひどく出やすくなります。

鍼がオススメ

そのため当院では、生理2週間前から身体の緊張を取るように、鍼をすることをおすすめしています。

痛みのひどい方は鍼灸治療院に通われるのがベストですが、通院が難しい方などは、貼るタイプの小さな鍼を使う方法もあります。

身体の緊張が和らいだ状態で生理を迎えると、痛みを少しでも軽く済ませることができますよ。

②生理前の過ごし方を見直す

生理前の過ごし方を見直す

生理痛がひどい人ほど、生理前の過ごし方を見直すことが大事です。

自分でコントロールできないほど生理痛が重い方は、まずは病院へ行って、何か治療すべきところがないか診察を受けることをおすすめします。

そのうえで、原因が特に特定されなかった場合や、ストレスが原因と言われた方は、ぜひ鍼灸治療院にご相談ください

当院の鍼灸整体では、鍼灸や整体で身体の不調を内側から改善するだけでなく、生理痛に影響を与えている生活習慣もカウンセリングしています。

そうすることで、生理痛も少しずつ良くなっていきます。

  • 生理が来るたびに憂鬱になることが減る
  • 出かけられなかったり、仕事を休んだりしないで済むようになる
  • やりたいことが叶えられる

そんな未来を叶えませんか?

まとめ

実は生理痛は、本来女性に無いものなんです。

痛いということは、何かしら身体からのSOSのサイン。

小さな不調を無視し続けると、将来大きなトラブルに発展しかねません。

生理痛がひどい今だからこそ、改めて自分の身体と向き合うチャンス

当院のオンラインお灸教室では、こういった生理痛と向き合うセルフケアもお伝えしています。

気になった方は、ぜひお問い合わせくださいね。

\お灸教室で生理痛と根本から向き合う/